
こんにちは!ゆみ(@yumii_tarot)です!
「昔から生きづらさを感じていたけど、馴染めない私が悪いんじゃないかな..」こんな風に思ったことはありませんか?
実はこれ、HSPを知る前の私がよく感じていたことです。
- 本音を話そうとすると泣きたくなる
- ちょっとしたことでも落ち込む
- 周りの気分に振り回されやすい
- 人混みに行くと疲れてしまう
当てはまると感じた方は、HSPの可能性があります。
繊細・敏感と聞くと、ネガティブなイメージをもちやすいかもしれません。ですが、HSPの特徴を知ることで、ありのままの自分を受け入れ、自分にとってのベストな生き方を見つけることができます。
「自分がHSPかどうかを知りたい」「繊細な自分も少しずつ好きになりたい」「生きづらさから離れて自分らしく人生を歩みたい!」と思っている方は、ぜひ読んでみてくださいね!
HSPってどんな人?

HSPとは「Highly Sensitive Person」(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略語であり、【感受性が強く、環境や刺激に敏感に反応する気質の人】を指す言葉です。
日本では【繊細さん】【敏感さん】と呼ばれています。
この繊細さは生まれもったものであり、性格上の課題や病気ではありません。(※刺激を受け過ぎた結果、仕事や日常生活に影響が及ぶと、うつ病や不安障害、胃腸炎などの疾患を患ってしまうこともあります。)
治療の対象ではなく【気質】や【個性】なので、HSPの捉え方や向き合い方が生きやすさにつながります。
HSPと想定される人は、全人口の15%〜20%。つまり5人に1人が当てはまるとされています。そのため、いつもなんとなく孤独感があったり、人間関係に違和感をもったりと、漠然とした生きづらさを感じているHSPさんが多く存在しています。
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- 感受性が強く生まれつき繊細な人
- 日本では【繊細さん】と呼ばれている
- 病気ではなく【気質】である
- 全人口の15〜20%、5人に1人がHSPとされている
繊細な人と繊細ではない人の違い

HSPの概念を提唱したエレイン・アーロン博士によると、【脳の神経システムに違いがある】と言われています。
繊細さんは生まれつき、脳の【扁桃体(へんとうたい)】と言われる部分の働きが、HSPではない方と比べると強く作用しています。
不安や恐怖などを感じやすく、脳が興奮しやすい状態のこと
どのような場面で不安や恐怖を感じるかというと
- 個人の経験を元にリスト化しています
- 混雑している場所
- 大人数に囲まれている時
- 初対面の人と話す時
- 人前で話さなくてはいけない時
- 自分が注目を浴びる場面
- 人と対面で食事をする時
- 苦手な人が近くにいる時
- 忙しい人に話しかける時
- 親しくない集団にいる時
- 何かに挑戦をする時
ちょっとしたことでも不安を感じたり、人から”気にしすぎ”と言われたことがあったりと思い当たる方は、HSPではない方よりも【脳の働きが強いから】感じているだけなので、自分を必要以上に責めなくて大丈夫ですよ。
- 脳の神経システムに違いがある
- 扁桃体:不安や恐怖を感じやすく、脳が興奮しやすい
- ちょっとしたことでも不安を感じやすい
- 人から”気にしすぎ”と言われやすい
HSPさんが影響を受ける対象

上の図にもあるように、HSPさんが影響を受ける対象は大きく分けて2つあります。
生きているだけで【半自動的に刺激を受け取ってしまう】ため、心身ともに疲れやすく、生きづらさを感じる場面が多くなってしまうのです。
よくありがちなことが、HSPさんは相手の気持ちを察して行動したり、環境に適応しようと一生懸命に行動したりするため、「家に帰るとどっと疲れがくる」「やらなきゃいけないことがあるのに動けない」このように、心と身体が追いつかないことに焦りを感じ、一人反省会をしてしまうことがあるのです。
自分が一番影響を受けやすいものを把握しておくことで、受ける影響を減らすことができますよ。
- 生きているだけで半自動的に影響を受ける
- 外側の影響:人の感情、場の雰囲気、光や音、気温
- 内側の影響:体調、感情、思考、アイデア
- 心と身体が追いつかず、自分を責めてしまうことも
- 影響を受けやすいものを把握することで生きづらさを緩和できる
HSPの4つの定義とは?
アメリカの心理学者である「エレイン・アーロン博士」は、HSPのベースの考え方である【DOES(ダズ)】を提唱しています。
- 物事の考え方が深い
(Depth of Processing) - 刺激に敏感である
(Overstimulation) - 共感しやすい
(Emotional response and empathy) - 感覚が鋭い
(Sensitivity to Subtleties)
4つの定義の中で【すべて当てはまる人がHSP】であり、2つ3つ当てはまったとしても、【ひとつでも違うものがあればHSPではありません】
当てはまらなかった方は【内向的な人】だといえます。
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さらに詳しくみていきましょう。
D:考え方が複雑で、深く考えてから行動する
(Depth of Processing)
- 1を聞いて10のことを想像する
- 調べ物を始めると深く掘り下げるため、知識の広さに驚かれる
- 物事を始めるまであれこれ考えるため、時間がかかる
- 考えすぎて結論が出ないことがある
- 一つ一つの作業が丁寧と言われることがある
- 形式的なコミュニケーションに違和感を感じる
- 自分の発言が違う意味で捉えられることに恐怖を感じる
- 生き方や哲学的な物事に興味があり、浅い人間や話が
O:刺激に敏感で疲れやすい
(Overstimulation)
- 人混みや大きな音が苦手
- 友達との時間は楽しいが、帰宅するとドッと疲れる
- 映画や音楽、本などの芸術作品に感動して泣く
- 人の些細な言葉に傷つき、いつまでも引きずる
- 些細なことに過剰なほど驚く
- 後ろから驚かされることが苦手
- 隣の人のキーボード音が気になる
- テスト中のページをめくる音に焦る
- 緊張しているといつもの実力を発揮できな
E:人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
(Emotional response and empathy)
- 人が怒られていると自分のことのように感じる
- 悲しい映画や本などの登場人物に感情移入しやすい
- 人のちょっとした仕草、目線、声質で、その人の機嫌がわかる
- 高圧的な人が同じ空間にいるとソワソワして落ち着かない
- 近くにネガティブな人がいるとドッと疲れる
- 近くに楽しそうな人がいると自分も気分が上がる
S:あらゆる感覚が鋭い
(Sensitivity to Subtleties)
- 冷蔵庫の機械音や時計の音が気になる
- 強い光や日光の眩しさなどが苦手
- 近くにいる人の口臭やタバコの匂いで気分が悪くなる
- カフェインや添加物に対し、敏感に反応する
- 肌着のタグなどちくちくする素材が、我慢できないほど気になる
- 言葉を話せない幼児や動物の気持ちを察することができる
- 第六感が働き、なぜかよく当たる
HSPは4種類に分けられる

実は、HSPは4種類に分けられます。
自分がどのタイプに一番近いのかを当てはめて考えてみてくださいね。
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HSP
内向的なHSP
- 生活や環境の急な変化が苦手
- 集団でいるより一人の方が好き
- 他人の気分に振り回される
HSS型HSP
刺激追求型+内向的なHSP
- 興味のあることに取り組むが、すぐ飽きる
- 外に出かけるのは好きだが、帰ってぐったり
- 「落ち着いている」と言われるが、内心焦っている
HSS型HSE
刺激追求型+外向的なHSP
- 好奇心が旺盛で行動力がある
- リーダーシップを取るのが得意
- 仕事では「できる人」と思われることが多い
HSE
外向的なHSP
- チームワークを必要とする作業が好き
- 人と会うことで元気をもらえる
- 一人の時間が多いと不安になる

HSPさんが生きやすくなる方法

HSPさんは、脳の扁桃体という部分が強く働きます。
その働きを少しでも抑えるためには【環境と人間関係を整える】ことが必要です。
環境を整える
現在、どのような環境に自分の身を置いていますか?
「なんだか居場所がないな」「心身ともに休めないな」と感じている方は、生きているだけで無意識にストレスを溜めている状態です。
まずは自分の環境を整えて、ストレスフリーな状態を目指していきましょう。
- 不毛な場所から離れる
- 心地よいと思うコミュニティに身を置く
- 必要のないモノは手放す
- お気に入りのモノに囲まれる
- 五感がときめくものを持ち歩く
- 寝室はリラックス空間にする
環境が整っていくことで、ありのままの自分に戻れる時間ができたり、ホッと一息つける居心地の良さを感じることができます。疲れて帰ってきた時に【心も身体も安心できる空間がある】というだけでも、HSPさんはグンと生きやすくなります。
できそうなことから取り入れてみてくださいね。
人間関係を整える
【悩みの8割以上は人間関係によるもの】と言われているように、私たちの人生において人との付き合いは良くも悪くも大きく影響を受けます。
一度、自分を取り巻く人間関係について考えてみてください。
【自分が傷つくような言動をとられても、笑って許していませんか?】
【自分の気持ちを無視して望んでいない人間関係を築いていませんか?】
ストレスを抱えてまで一緒にいなければならない人間関係はありません。
そこで、人間関係を整えるコツを紹介します。
- ふと思った違和感を大切にする
- 全員と仲良くしようとしなくていい
- 自分が付き合う相手を見極める
- 自分にとってのベストな距離感を見つける
- NOと意思表示をしてもいい
人間関係が整うことで、自然と悩みも減っていき、心から好きと思える人たちとの関係性を楽しむことができます。
人に思いやりをもって接することができるように、自分の心にも寄り添ってあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はHSPについて紹介しました。
- HSP:生まれつき繊細な気質の人
- 日本では【繊細さん】【敏感さん】と呼ばれている
- 5人に1人がこの気質を持っている
- 病気や障害ではなく【気質】【個性】である
- HSPさんは脳の【扁桃体】の働きが強い
- 扁桃体:不安や恐怖を感じやすく、脳が興奮しやすい
- 外側の影響:人の感情、場の雰囲気、光や音、気温
- 内側の影響:体調、感情、思考、アイデア
- DOESの4つの特性
物事の考え方が深い、刺激に敏感である、共感しやすい、感覚が鋭い - 4種類のHSP
HSP、HSS型HSP、HSS型HSE、HSE - 【環境】【人間関係】を整えることで生きやすくなる
ようやく生きづらさの原因に【HSP】という名前がつきました。
「なんで私は他の人とは感覚が違うんだろう」と思っていた方も多いと思います。ですが、HSPについて正しく理解をすることで、腑に落ちたり、ひとつずつ受け入れられるようになってきたりしたのではないでしょうか?
私はHSPの存在を知った時、心がふっと楽になり、じんわりと温かくなりました。
今まで人に話しても理解してもらえなかったことがすべてネットや書籍に書かれており、「やっと理解してもらえた」「私と同じような感覚の方に出会っていないだけでちゃんといるんだ」という安心感に涙しました。
繊細な感性をもっているからこそ、深く味わえる幸せがたくさんあります。
自分の繊細さを【課題】として捉えるのではなく、【いいもの】【素敵なこと】として捉えることから始めてみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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