
こんにちは!ゆみ(@yumii_tarot)です!
「人との交流は好きだけど、後からどっと疲れが出てくる」「イベントを企画するのは好きだけど、当日になると神経をすり減らしてしまう」こんな風に思ったことはありませんか?
当てはまると感じた方は、【HSE】かもしれません。
HSEとは、繊細でありながらも外向的な側面を持つ珍しいタイプの気質です。
そのため、人との関わりを楽しみつつも、気づけば疲れ果てていたり、周囲の期待に応えたい一方で自分の心の負担がたまってしまうこともあります。
この記事では、HSEの特徴や抱えがちな悩み、生きづらさの対処法を紹介しています。
「自分がHSEか知りたい」「自分の個性を受け入れながら生きていきたい」「自分の身近な人がHSEである」このような方におすすめの記事となっています。
ぜひ最後までご覧ください!
HSPとは

HSEについて説明をする前に、HSPについて触れておきましょう。
まずはHSPの「繊細さ」について知っておく必要があります。
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略語であり、【感受性が強く、環境や刺激に敏感に反応する気質の人】のことを指す言葉です。
日本では【繊細さん】【敏感さん】とよばれています。
- 物事の考え方が深い
- 刺激に敏感である
- 共感しやすい
- あらゆる感覚が鋭い
この繊細さは生まれもったものであり、性格上の課題や病気ではありません。(※刺激を受け過ぎた結果、仕事や日常生活に影響が及ぶと、うつ病や不安障害、胃腸炎などの疾患を患ってしまうこともあります。)
治療の対象ではなく【気質】や【個性】なので、HSPの捉え方や向き合い方が生きやすさにつながります。
HSPは4種類に分けられる
HSPの気質は4つに分けられます。
- HSP
- HSS型HSP
- HSS型HSE
- HSE
今回は、④HSEについて紹介していきます。
HSPについて具体的に知りたい方は、下のリンクをクリックしてください。
HSEとは

HSEとは「Highly Sensitive Extrovert」(ハイリー・センシティブ・エクストロバート)の略語であり、アメリカの心理学者である、エレイン・N・アーロン博士によって提唱された概念です。
日本では【外向型HSP】と呼ばれています。
HSPの概念を提唱したアーロン博士が、一定数いる【外向型のHSP】について研究していきました。
すると「外向的なHSPが存在する」ことに気がついたのです。
HSEとは、HSPの「繊細さ」をもちながら、HSEの「外向的な一面」を併せ持つ人々のことを指します。
HSEさんが外向的な理由
「HSP」の気質が強い状態
「HSP」の気質が強い状態ではダメだと、社会や周りの環境に合わせて生きていった
繊細ではあるが外向的である気質に変化をした
元々は繊細で内向的な気質でしたが、【社会に適用しようと試行錯誤した結果】、繊細であるが外向的な気質に変化をしました。
HSS型HSEさんが外向的な気質を身につける背景には、社会生活や人間関係の中での経験が大きく影響しています。
繊細で内向的な特性を持ちながらも、学校生活や職場、コミュニティでの集団行動を通じて「自分らしさを隠しつつも、周囲に合わせる」というスキルを自然と学んでいったのかもしれません。
このような葛藤の中で、外向的な側面を育てていった結果、HSS型HSEの特徴が際立つようになったのです。
さらに、新しい体験を求めるHSSの特性が、外向性を後押しする役割を果たしていると考えられます。
新しい環境や人との交流を通じて、自分の繊細な部分をコントロールしながら、刺激を受け入れる術を学んでいったのです。
あくまでこの外向性は自然なものではなく【社会に適応するために身につけたスキル】であることを忘れてはいけません。
明るく社交的に振る舞う一方で、時折「本当の自分はこうじゃない」と感じてしまい、自分や周囲とのギャップに疲れてしまいます。
HSS型HSEさんが外向的になった理由は、【社会に適応する努力と繊細さを守るための試行錯誤の結果】ということを覚えておいてください。
HSE型は2種類に分けられる
実はHSE型は2種類あります。
- HSS型HSE:刺激を求める外向的なHSP
- HSE:外向的なHSP
HSS型HSEについて知りたい方は、下のリンクをクリックしてください。
HSEセルフチェック
セルフチェックによって、ある程度確認することができます。
今回は「HSEあるある」を10つ紹介するので、当てはまるかどうかチェックしてみてください!
- 相手を褒めるのが上手い
- 相手の気持ちを汲んだ会話が得意
- クリエイティブな才能を発揮しやすい
- 「いい人」「優しい人」とよく言われる
- 誰かの幸せを自分のことのように喜べる
- 「空気を読む能力」が高すぎて、疲れてしまう
- イベントの計画は得意だけど、当日は気疲れする
- パーティーでは盛り上がるけど、帰り道は「静寂」が必要
- 相手の感情を察しすぎて、自分の気持ちがわからなくなる
- 「なんでも相談してね」と言われがちだけど、自分は相談しにくい
いかがでしたか?
当てはまるものが多ければ多いほど、HSEの度合いが高いとされています。
HSEさんの悩み
- 人付き合いが好きだけど、疲れやすい
- 他人に寄り添いすぎて自分を後回しにしてしまう
- 刺激を求めるけれど、過剰だと心が不安定になる
人付き合いが好きだけど、疲れやすい
- 人と話すのが好き
- みんなと一緒に作り上げたい
- 初対面でも積極的に関わりたい
HSEの人は外向的な性格から人と話したりイベントに参加することが好きですが、繊細な特性が刺激を受けやすいため、過度に疲れてしまうことがあります。
感受性が強いため、周囲の雰囲気や他人の感情を無意識に読み取ってしまい、その分エネルギーを消耗しやすいのも特徴です。
楽しんでいる途中でも、「エネルギー切れ」を感じて、無理して笑顔を作ることも。
気づけば、「楽しいはずなのに、なんでこんなに疲れてるんだろう…」と思うことも少なくありません。
また、大人数の場にいると、さまざまな刺激が重なってしまい、一度に受け止めきれなくなることがあります。
楽しさと同時に負担を感じてしまいます。
他人に寄り添いすぎて自分を後回しにしてしまう
- 友人の相談を優先し、自分の予定を後回しにする
- 誰かの感情を気にしすぎて、自分の意見を抑えてしまう
- 疲れているのに頼まれると断れない
共感力が高いHSEは、相手の気持ちに深く寄り添うため、周囲から「相談しやすい」「頼りになる」と思われることが多いです。
しかし、その結果として、相手の感情に振り回されたり、自分の時間やエネルギーを削ってしまうこともあります。
さらに、HSEの人は相手を優先することが当たり前のように感じてしまい、「自分が我慢すればいい」と思い込む傾向があるため、自分の負担に気づきにくいこともあります。
このため、気づいたときには疲労感やストレスが大きくなり、「もう何もしたくない」という状態に陥ることもあります。
また、他人の感情に共感しすぎるあまり、その場を離れても相手の悩みや問題を心の中で繰り返し考え続けてしまうこともあります。
結果として、自分自身の感情や考えに集中できなくなり、疲れを溜め込む原因となるのです。
刺激を求めるけれど、求めすぎると心が不安定になる
- 旅行やイベントを詰め込みすぎて、帰宅後にぐったりする
- 楽しい予定の直後に、一気に気持ちが落ち込む
- やりたいことを増やしすぎて、全部が中途半端になる
HSEの外向的な側面は、新しい場所や人、挑戦にワクワクする気持ちを生み出します。
好奇心旺盛で行動力がある一方、感受性が高いため、スケジュールが詰まりすぎたり、刺激が多すぎると、心身ともに疲れ切ってしまうことも。
また、刺激を楽しむ際、他人の期待や意見に敏感なため、「もっと楽しませなければ」「周囲と同じペースでいなければ」と自分にプレッシャーをかけてしまうことがあります。
このような負担が積み重なり、自分の本来のペースを見失いやすいのも特徴です。
さらに、HSEの人は、感動的な瞬間や喜びを深く感じる一方、その感情の波が激しいため、一気に気持ちが落ち着かなくなることもあります。
刺激を求める楽しさと、その反動としての疲労感が繰り返されることが、HSEの人の日常における課題となりがちです。
生きづらさの対処法
- 一人の時間を意識して確保する
- 「断る力」を養う
- 感情の波を受け入れる
一人の時間を意識して確保する
- 忙しい日々の中でも、毎日少しの時間を「誰とも話さない」時間にする
- 散歩や読書、音楽を聴くなど、一人で心を落ち着けられる活動を取り入れる
HSEの人は社交的である一方、刺激を受けやすいため、日々の中で人との接触から離れる「静かな時間」が必要です。
たとえ短い時間でも、一人で自分と向き合う時間を意識的に作ることで、心の負担を軽減し、エネルギーを回復することができます。
この時間は、スマホや会話、仕事からも解放される「完全な自分だけの時間」を意識するのがポイントです。
また、HSEの人は感受性が強いため、外部からの刺激をリセットするためにリラックスできるアクティビティが効果的です。
散歩は自然の中での穏やかな時間を提供し、読書や音楽鑑賞は静かな環境での自分だけの世界に浸れる時間を作ります。
これらの活動は心を落ち着けるだけでなく、自分をリフレッシュさせる効果があります。
一人の時間にこうした活動を取り入れることで、心の安定感を取り戻しやすくなります。
「断る力」を養う
- 忙しいときには「今は難しいです」と一度保留にする練習をする
- 自分の予定や体調を最優先し、相手に対する断りの理由をシンプルに伝える
HSEの人は他人を優先する傾向が強く、頼まれごとを断ることが苦手で、自分の時間やエネルギーを削ってしまうことがあります。
しかし、「今は難しいです」と一度保留にすることで、負担を軽減し、冷静に考える時間を確保できます。
断る際には、複雑な説明を避け、「今日は予定があるので難しいです」といった簡潔でシンプルな言葉を使うことが大切です。
これにより、相手への誠実さを保ちながら、自分を守ることができます。
感情の波を受け入れる
- 無理に「元気にならなきゃ」と思わず、自分を大事にする
- 日記を書くなどして、感じていることを言葉にすることで整理する
HSEの人は感受性が高いため、気分の浮き沈みを感じやすいですが、それを無理に抑えたり「元気にならなきゃ」と思う必要はありません。
落ち込んだときには、自分を大切にし、穏やかに向き合うことが大切です。
また、日記を書くなどして、自分の感情を言葉にすることで気持ちが整理され、心の安定につながります。
このように、感情の波を否定せず受け入れることで、無理なく自分らしく過ごすことができます。
まとめ
いかがでしたか?
今回はHSEさんの特徴について紹介をしました。
- HSE:繊細ではあるが外向的な気質を持つ
- 社会に適応しようと試行錯誤した結果HSEとなった
- 一人の時間を意識して確保する
- 「断る力」を養う
- 感情の波を受け入れる
日々の積み重ねによって、生きづらさを感じることがあるため、自分は「HSEの傾向があるのか?」と考えてみてください。
HSEさんは、その繊細さと社交性が生み出す独特の魅力を持っていますが、無理をしすぎると心身に負担がかかりやすい傾向があります。
無理に頑張り続けるのではなく、自分に合ったペースや環境を見つけることで、その長所をさらに伸ばすことが可能です。
自分の特性を知り、受け入れることで、自然体でのびのびと過ごせるようになります。
日々の小さな工夫や意識の積み重ねが、HSEさんの魅力をさらに輝かせる鍵となります。
自分の気質と上手に付き合いながら、心地よい生活を少しずつ築いていきましょう!
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